泌尿器の症状
SYMPTOM
女性の泌尿器の症状Symptoms of male urology
こんなお悩みありませんか?
- 尿が出にくい、出るまでに時間がかかる
- 残尿感がある
- トイレが近い
- 夜中に何度もトイレに起きる
- トイレが間に合わない
- 咳やくしゃみをした時、運動中に尿が漏れる
- 尿が濁っている
- 血尿が出る
- 排尿時に痛みがある
考えられる病気と治療法
- 膀胱炎
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尿道から大腸菌などの細菌が膀胱に侵入し、膀胱の粘膜に炎症を起こす病気で、排尿痛や残尿感があったり、頻尿や尿の濁りが見られたりします。
女性に多く、放っておくと腎盂腎炎を引き起こして高熱が出たりするケースもあるので注意が必要です。
- ■ 治療法
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尿検査などを行い、原因菌に応じた抗菌剤を服用します。
通常は数日の服用で症状が改善しますが、薬が効きにくい場合や何度も繰り返す場合は、原因となる病気がないか再検査し、適切な治療を行います。
再発を予防するため、陰部を清潔に保ち、排便後は前から後ろに拭く、水分を多めに取ってトイレを我慢しない、過労や冷えに注意して抵抗力を高めることなどが大切です。
- 過活動膀胱
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- 過活動膀胱の主な症状は、
- (1)急にトイレに行きたくなって、我慢できない(尿意切迫感)
- (2)トイレが近い(頻尿)、夜間に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)
- (3)トイレが間に合わず、尿が漏れてしまう(切迫性尿失禁)
- の3つです。(1)の症状があり、さらに(2)または(3)の症状もある方で、似たような症状を示す他の病気(膀胱炎、膀胱がん、尿路結石など)が ない場合は過活動膀胱と診断されます。
- ■ 治療法
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主に抗コリン薬などの薬を服用します。
このほか自分でできる膀胱訓練や骨盤底筋体操で症状を改善する方法も有効です。※ 膀胱訓練とは
トイレに行くのを少しだけ我慢し、少しずつ時間をのばしてトイレの間隔をあけていくトレーニングです。※ 骨盤底筋体操とは
尿道・肛門・膣を締めたり緩めたりして骨盤底筋を鍛えます。仰向けに寝て足を肩幅に開き、両膝を立てる基本姿勢のほか、いすに座った姿勢や、 立ってテーブルに両手をついた姿勢でもできます。
- 膀胱がん
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膀胱の粘膜にできるがんのことです。症状としては血尿が最も多く、頻尿や排尿時の痛み、残尿感などの症状が出る場合もあります。
- ■ 治療法
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初期の根の浅いがんであれば内視鏡手術で腫瘍を取り除きます。
症状によっては、このあと膀胱内に薬剤を数回にわたり注入する治療が行われることもあります。
内視鏡で取り除けないがんや再発を繰り返すような場合は膀胱を全摘出し、新たに尿の出口をつくる手術を行います。このほか年齢などの理由で摘出手術を希望されない患者さんには抗がん剤や放射線による温存療法が行われる場合もあります。
- 尿路結石症
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腎臓から尿道までの尿路に結石ができるもので、結石のできた場所によって腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石などと呼ばれます。
全く症状が出ないこともありますが、痛みや血尿が出ることもあります。特に尿管に結石が詰まると、脇腹や背中、下腹部が激しく痛むことがあります。
- ■ 治療法
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結石が小さくい場合は内服薬を処方し、積極的に水分を取ったり運動したりして自然に石を排出させます。
結石が大きく自然排石できない場合は、体外衝撃波や内視鏡とレーザーなどを使って結石を砕く治療法が行われます。